【名店】神楽坂の焼き鳥といえばあえて「鳥しづ」を推してみる

神楽坂通りを飯田橋駅側から上がって、本多横町を曲がります。神楽坂通りに平行する軽子坂を上がってきたところにぶつかるまではいかず、真ん中あたり。「鳥しづ」という小さな看板があったら横の細道のほうに入り口があるのが焼き鳥の「鳥しづ」さんです。表通りには鶏肉屋さんとしての間取りで日中は鶏肉を買うこともできます（一見さん相手というよりは馴染みのお客さん相手という雰囲気です）。

神楽坂にはいくつか焼き鳥屋さんがありますが、おそらくここは古参。戦後すぐの地図にも「鳥しづ」の名前があって（当時は焼き鳥屋さんではなかったかもですが）、本多横町の歴史と共にあるお店といえます。建物がそうとう古いので、オシャレさは期待しないこと。

焼き鳥はできれば、カウンターで焼き上がりをすっと出してくれる食べ方が理想。女将さんがみずから焼いてくれるときはお話もしながら美味しい焼き鳥を楽しむことができるでしょう。コースでのみ供されるせせりなどの部位がまた美味しいので、初めての方はコースをおすすめします。