先日、新宿のハーフマラソンがあったのですが、ルートがなかなかおもしろいものとなっていました。
新宿のいろんなポイントを楽しく走り抜ける、というアイデアのようですが、折り返しが飯田橋で(新宿区の一番東端なので)、神楽坂をぐるっと回って戻ります。
「五叉路交差点を曲がる」
→「大久保通りを神楽坂上交差点まで駆け上る」
→「坂上交差点で曲がって神楽坂通りをしばらくはさらに上る」
→「最高地点から、一気に外堀通りの神楽坂下交差点まで駆け下りる」
という道です。iPadの「スーパー地形」というアプリで高低差が分かりやすい地図表示にして、マラソンのールートをプロットしてみたのがこちら。

分かりますか?標高でいうと4メートルくらいが外堀通りのライン、最高が18.5メートルくらいあるのですが、ここは坂上交差点ではなく毘沙門天からちょっと飯田橋駅のほうに行ったあたりです。
飯田橋のほうから神楽坂に来た人は「うわー、すごい坂!」とびっくりする急坂だと思いますが、実に建物の3~4階に相当する高さなんですね。途中の幅広の建物なんか、一番左の建物と一番右の建物で、1階分以上の差があったりするほど。
かつて、東京国際マラソンでは、市ヶ谷駅あたりから四ッ谷に向かう外堀通りの急坂を「心臓破りの坂」といいました。終盤戦で疲れているところに急坂が来るからついた呼び名ですが、今回のハーフマラソンでは「神楽坂=心臓破りの坂」だったというわけです(今はこういう表現は不適切で公的には使えなさそうですね)。
地形をみると、神楽坂の魅力がまたひとつ見つかったりします。
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