【スポット】今も残る工部省の用地杭(境界杭)

JR飯田橋駅はとても古い。牛込駅としての歴史をさかのぼれば開業は1894年(明治27年)になる。当時は甲部鉄道としての敷設でしたが1906年(明治39年)に国有化され、関東大震災後に、お隣の飯田町駅とあわせて飯田橋駅となるのが、1928年(昭和3年)ということになります。

(参考)ウィキペディア:飯田橋駅

当時は工部省が社会基盤整備の担当省庁としてあったのですが、境界杭に「工」のマークつきのものを設置していた。この杭、飯田橋駅周辺にいくつか残されています。

写真のものは飯田橋駅の東口から南のほうに回って線路沿いに坂をのぼったところ。連続していくつかあります。そのまま桜並木に沿って市ヶ谷駅のほうに向かうとさらに杭があります。

かつては乱暴な赤ペンキ塗りであったり、野ざらしで放置されていることが多かったのですが、最近はきれいにメンテされるようになっているようです。2023年に入ってから写真を撮りにいったら、なんと「工」マークの彫り込みの下に小さく「JR」のプリントまでついていました。

これ、手書きのはずがないからプリンター的なものを使っているのかな?

 ↓こちら、iPhoneで3Dスキャンしてみたものです。再生ボタンを押すと用地杭がグルグル回ります(笑

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