筑土八幡神社を後ろのほうに抜けて、芥坂と呼ばれる坂を少し下ったところに古いおうちがありましたが、その家の壁にこれまた古い看板がありました。なんと「協和銀行」と書いてある広告つきです。
不動産屋さんの神楽坂商事の案内ですが、「協和銀行隣」とあります。懐かしい名前です(若い人は知らないでしょう)。協和銀行は1945年5月(終戦前!)にその始まりをさかのぼることができるそうですが(日本貯蓄銀行)、埼玉銀行と1991年4月に合併しました。今のりそな銀行がそれです。今もあるりそな銀行神楽坂支店のことだと思いますが、最短でも25年前の看板になりますし、おそらく実際にはそのもっと前でしょう。
こうした看板、(寄贈)として、公共広告っぽくするのは昔のよくある手法で、ここでも「迷惑駐車はやめましょう」とか「子供の飛び出し注意」なんて書いてある下にお店の広告がついていますね。電話番号に「03-3xxx-xxxx」となる3がないのも昔の看板ならではです。
ここの一軒家が先日、取り壊しとなったとき、「もしかしたら看板も消えるかな」と写真に収めておいたのですが数日後には塀も含めて更地になってしまいました。
神楽坂商事さんは今も元気に坂上交差点のところにいます(新しい店舗ができました)。

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