飲み屋が連なる細い路地、夜になると酔っ払いの会社員がふらふら歩いているような「横町」って、なんとなく神楽坂には似合わない感じがします。ところがどっこい、神楽坂にもそんな「横町」がこじんまりとあります。こちら「神楽小路」の途中にある「みちくさ横町」です。場所はこのあたり。
坂下交差点からすぐのところ、かつて紀の善さんがあったすぐ脇に細い道があります。これが「神楽小路」。軽子坂通りまでのショートカットでもあるので、普通に往来もある小道です。そこにいくつかの飲み屋さんやレストランが並んでいます。途中にある「ラクレット&フォンデュ フロマティック」さんは絶品のチーズがオススメなので後日記事にしますが、そのまま通り抜けるとこちらも休館中の「ギンレイホール」までつながって軽子坂に出ます。昼間はちょっとゴチャゴチャ感がありますが、夕方になると悪くない雰囲気です。
この途中、外濠通り側に向かって20メートルもないドンツキ道が「みちくさ横町」です。こちらも神楽坂というよりは新宿のゴールデン街的に小さいお店が寄り集まっています。この写真、コロナ禍前のものなので、ラーメン屋「きみの」さんのスタンドが写ってますね。今は江戸川橋のほうへ移転しています。
この空間、外濠通り側に回って見ると分かりますが、徐々にお店が立ち退いており再開発間近となっています。みちくさ横町も全部のお店が開いているわけではなく、立ち寄る人のほとんどは、突き当たりの景品交換所(パチンコの)が目的のようです。
軽子坂側のギンレイホールも老朽化が閉館の一因で、建て替えが模索されているようですから、まとめての再開発もあるかも。そうなると、この風景は消えてしまうことになりそうです。今のうちだけの風景ですね。

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