神楽坂のメインストリートである神楽坂通りは、江戸時代から存在します。そのまま千代田区のほうへ行けば「牛込見附」につながっていますから、江戸城の一郭に直結していた道ということが分かります。
一方で、大久保通りのようにまっすぐつながっていなかった道を大胆につなげて近代に通した道もあります。こういう道や区割りの変化は古地図と現代地図を比較すれば分かります。
かつては古地図を神保町に行ってはコツコツ買い集め、縮尺の違う地図を比較しなければこういう変化は分からなかったわけですが、時代は変化しました。今ではスマホやタブレットで閲覧したり、比較することができます。
スマホ・タブレットのアプリで代表的なものは
・東京時層地図
・スーパー地形 など。
記事内の写真は東京時層地図のiPad版。2画面で2つの時代の地図が表示できます。
WEBで情報公開されている地図だと以下のようなものがあります。
・東京歴史MAPMAP https://mapmap.tokyo/tokyohistorymap/
・goo古地図 https://map.goo.ne.jp/history/edo/map/11/
ここで紹介したものは江戸期の地図と比較できるので、神楽坂通りが本当に昔からあることが確認できますね。
意外なところでは、終戦直後にアメリカ陸軍が作成した地図、なんていうものもあります。これはテキサス大学図書館のサイトのようです。神楽坂が含まれるのは「小石川」のページです。
https://maps.lib.utexas.edu/maps/ams/japan_city_plans/index_tokyo.html
「紙」の媒体であった地図は、今や「ネット」が媒体でありスマホやタブレットで閲覧できるようになったことで、新しい利用ステージに入りましたね。

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