
2025年5月8日
新潮社本館と倉庫が登録有形文化財に
登録有形文化財という仕組み、ご存知でしょうか。ゆるやかな規制とゆるやかな保護を行う仕組みで、所有者の意思を尊重しつつ、文化財保護を行っていく取り組みです。(文化庁 登録有形文化財についてのパンフレット PDF版)
神楽坂にはいくつか登録有形文化財がありますが、2025年度に新しく新潮社本館と倉庫が追加されることになりました。矢来町と牛込中央通りにおいて存在感のある建物です。
神楽坂周辺は、出版社や印刷所の多いエリアでもあります。飯田橋のほうには角川書店、秋田書店などがありますし、護国寺のほうに少し動けば講談社もあります。印刷所は郊外移転が進んでおり減少傾向にありますが、神田川寄りのエリアは今でも時折、インクの匂いがしてきます。
新潮社の建物が登録有形文化財になったことで、そうした地域の歴史を感じるきっかけにもなればと思います。
文化庁 報道発表資料
新潮社 プレスリリース 新潮社本館・倉庫が国登録有形文化財へ

↑こちらは本館、↓こちらは倉庫館
