神楽坂通りは人通りも多く、車の往来もあるため、地元の人は避けて通ることがあります。軽子坂はそのひとつです。そしてもうひとつ神楽坂通りと軽子坂のあいだにある抜け道が「芸者新道」です。
Googleマップではこのあたり(観光名所として登録されている!)。
神楽坂通りと軽子坂は、神楽坂仲通りと本多横町で結ばれていて、この4つの通りはほぼ正方形になります。石畳の「ザ・神楽坂」なエリアはここに隠されていますが、厳密には芸者新道より軽子坂寄りになります。
かつては神楽坂にはたくさんいらっしゃった芸者さん、お座敷にたくさん呼ばれる日は行ったり来たりですが、この抜け道が役に立ったのだとか。そう思ってこの近道歩いてみるといい雰囲気です。
芸者新道は、写真のとおり階段があるため、車は入り込めません。自転車の人もまず入ってこないので歩く人だけが支配するのんびりした空間です。表の神楽坂通りの喧噪も嘘のように静かなのもいいです。
さて、この芸者新道、美味しいお店が並ぶエリアでもあります。東京カレンダーで取り上げられていた「夏目亭」もここにありますし、お肉系のお店が多い印象がありますね。神楽坂通りや本多横町に比べると店の入れ替わりもけっこうあるので、神楽坂の新陳代謝を担っているエリアともいえるでしょう。

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